WordPressがログインできなくなり、嫌な汗かいたっていう人は少なくないのではないのでしょうか。Webサイトのページ数が増えれば増えるほど、精神的ダメージは大きいですよね。

ここでは、WordPressのURLをテスト用URL（テストサーバ）から本番用URL（独自ドメイン）に変更した時、閲覧・ログインできなくなった方向けの記事です。

wp-config.phpをバックアップ

WordPressの閲覧・ログインのトラブルを解決するには、wp-config.phpを修正するようになります。

wp-config.phpファイルは、 WordPress のインストールを行う上で最も重要なファイルのひとつです。このファイルは WordPressのファイルディレクトリのルート直下に置かれ、中にはデータベース接続情報などサイトの基礎となる情報の詳細が含まれています。非常に重要なファイルとなりますので、事前にFTPでバックアップ（ファイルのダウンロード）をしておきましょう。

FTPが使えない方は、レンタルサーバーの管理画面からもダウンロードできますのでお試しください。

以下は、ロリポップでレンタルサーバを使用している方の例です。

ロリポップの場合

ロリポップのユーザー専用ページにログインします。

サイドメニューの「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ！FTP」をクリックします。

下図のような管理画面が開きます。

今回の対象ファイル「wp-config.php」を選択してファイルを開きます。
ページの下の方に「ダウンロード」ボタンをクリックして保存しておきましょう。これでとりあえずのバックアップは完了です。

wp-config.phpを修正・アップロード

さて、ダウンロードして心の準備ができましたら、wp-config.phpを修正しましょう。

以下の2行をコピーして、wp-config.phpの一番最後に貼り付けましょう。

この時、URL（sample.com）の部分はご自身の設定したいWordPressのURL（元々閲覧できていたURL）に変更してください。

update_option( 'siteurl', 'https://sample.com' );
update_option( 'home', 'https://sample.com' );

wp-config.phpの最後の方に、require_once ABSPATH . ‘wp-settings.php’; と記載があるかと思います。

これら2行のコードは、これより下に記述する必要がありますので、最終行にしておけば問題ないでしょう。

変更できましたら、同じディレクトリにアップロードしてwp-config.phpを上書きしてください。

WordPressの管理画面にログイン

それでは、先ほどwp-config.phpで変更したWordPressの管理画面にログインしてみましょう。通常であれば、先ほど設定したURLのあとに/wp-login.phpを付けてアクセスすると管理画面に入れると思います。

wp-config.phpを復旧・アップロード

無事にWordPressの管理画面にログインできたら、wp-config.phpへ追記したupdate_optionは必要ありませんので、wp-config.phpから削除して問題ございません。

修正しましたら、同じディレクトリにアップロードしてwp-config.phpを上書きして完了です。今後は、WordPressの管理画面から変更可能な状態に戻ります。