待ってました!M1ネイティブ対応
無料で使えるストリーミング配信・録画ソフトウェア「OBS Studio」。
ベータ版として公開された「OBS Studio 28.0 beta」では、Appleシリコンがネイティブにサポートされました。
現行のバージョンは、あくまでも、Intel Mac用で、AppleシリコンのMacではRosettaを介した動作が必要で、そのため若干PCにかかる負荷が高め。それがAppleシリコンにネイティブ対応となりましたので、所有するM1 Mackbook Airや、新しく登場したM2シリーズ搭載のMacでは、消費電力を抑えながらパフォーマンスの向上が期待できるようです。
過去にも、OBS Studioを使ってピアノリサイタルをオンライン配信させていただきました。その時の記事は、こちらをごらんください。実際に配信した際の、システム構成図も記事にしておりますので参考にしてください
ベータ版ですが、いち早くお試しいただきたい方は、以下のリンクからご確認ください。
気になるアップデートの内容は?
ちなみに、OBS Studio 28.0ベータ版の、主なアップデートの内容としては以下のとおりです。
- HDR および 10 ビット カラーのサポート (Windows、macOS/Linux のサポートは限定的)
- Apple Siliconをネイティブサポート (macOS)
- 多くのサードパーティ製プラグインは、OBS の Apple Silicon ビルドで動作させるために、プラグインの Apple Silicon バージョンをリリースする必要があることに注意してください。
- UI フレームワークを Qt6 にアップグレード (すべてのプラットフォーム)
*残念ながら、これは OBS Studio が次のオペレーティング システムをサポートできなくなったことを意味します。
-Windows 7 & 8
-macOS 10.13 & 10.14
-Ubuntu 18.04
-すべての 32 ビット オペレーティング システム
-さらに、レガシー Qt5 コンポーネントに依存する多くのサードパーティ プラグインは、更新されるまで機能しない可能性があります。 - obs-websocket 5.0 プラグインのネイティブ統合 (すべてのプラットフォーム)
- 更新された AMD Encoder の実装 (Windows)
- macOS 12.5+ での ScreenCaptureKit のサポートにより、キャプチャ パフォーマンスが大幅に向上 (macOS)
- Apple VT エンコーダー (macOS) の大幅な改善
- アプリケーション固有のオーディオ キャプチャ (Windows)
- 統合された NVIDIA 背景除去 (Windows)
- 時間またはファイルサイズごとに録音を自動的に分割 (すべてのプラットフォーム)
まとめ
実際、今回のアップデートでどの程度の効果があるかはまだ分かりませんが、Apple シリコンを搭載したMacを使用している人にとっては期待できるものかもしれませんね。