「せっかく一生懸命デザインしたのに、ユーザーに内容を全然覚えてもらえていない……」 デザイナーなら一度はそんな悩みにぶつかったことがありますよね。実はそれ、ユーザーの根性がないわけではなく(笑)、人間の「脳の仕組み」が関係しているんです。
今回は、UIデザインを一段上のレベルに引き上げる心理学、「系列位置効果(Serial Position Effect)」について、クリエイター目線で分かりやすく解説していきます!
Contents
系列位置効果って?脳の「覚えやすい場所」を知ろう
簡単に言うと、人は「たくさんの情報が並んでいるとき、最初と最後の方はよく覚えているけど、真ん中の方は忘れやすい」という性質を持っています。これが「系列位置効果」です。
UIデザインにおいて、この「最初」と「最後」をどうコントロールするかが、ユーザー体験を左右する分かれ道になります。
01. 鮮烈なファーストインプレッション
サイト訪問後、最初に目に入る情報は「信頼性」として脳に深く刻まれます。
02. 補足的なコンテンツ
中間の情報は埋もれやすいため、図解や短い文章で負担を減らしましょう。
03. 最後に残る「納得感」とアクション
最後に触れた情報が、ユーザーの「次の行動」を決定づけるトリガーになります。
最初が肝心!「初頭効果」でユーザーの心を掴む
リストの最初の方にある項目が記憶に残りやすい現象を「初頭効果(Primacy Effect)」と呼びます。これは、脳が最初に入ってきた情報を「重要なもの」として長期記憶に送ろうとするから。
- メインビジュアルやロゴの配置が命 サイトを訪れて最初に目にするヘッダーやキャッチコピー。ここに一番伝えたいメッセージを置くのは、もはや鉄則ですよね。
- ナビゲーションの優先順位 メニューバーの左端(スマホなら上部)には、ユーザーが最も頻繁に使う、あるいはサイト側が最も見てほしいコンテンツを配置しましょう。
最後で決まる!「新近効果」でアクションへ導く
一方で、最後に見たものが記憶に新しい状態で残るのが「新近効果(Recency Effect)」です。短期記憶にダイレクトに働きかけるので、直後のアクションに繋がりやすいのが特徴。
- コンバージョンボタン(CTA)は最後に 記事を読み終わった直後や、サービスのメリットを並べた最後に「申し込む」ボタンがあるのは、この新近効果を狙ったもの。読後感が一番熱いうちに背中を押してあげるわけです。
- フッターの役割を再定義する 「フッターは余りもの置き場」だなんて思っていませんか?実は、サイトの最後に触れる重要なエリア。重要なリンクやお問い合わせ先を整理して置くことで、ユーザーの「次の一歩」をスムーズに促せます。
「真ん中の死角」をどう救う?飽きさせないレイアウト術
初頭効果と新近効果があるということは、逆に言うと「真ん中の情報はスルーされやすい」ということ。デザイナーとしてはここが踏ん張りどころです!
視覚的なフック(ひっかかり)を作る
単調なリストが続くなら、真ん中にパッと目を引く画像を入れたり、背景色を変えたりして、脳に「おっ、新しい情報だぞ」と思わせる工夫が必要です。いわゆる「情報の塊(チャンク)」を意識して、リズムを作ってあげましょう。
心理学を味方につけて、選ばれるUIを目指そう
UIデザインは、単に「綺麗に並べる」ことではありません。ユーザーの脳がどう情報を処理しているかを理解し、「覚えさせたいものを、覚えられる場所に置く」というパズルのような面白さがあります。
「初頭効果」で信頼を勝ち取り、「新近効果」で行動を促す。この黄金律を意識するだけで、あなたのデザインはもっとユーザーに届くはずですよ!
合同会社トータルライフデザインホーリーでは、企業のロゴからサービスロゴ、DTP、Webデザイン等一気通貫にて業務を行っております。ぜひ一度お問い合わせください。
お問い合わせはこちらから









